婚活の「テイク思考」を見直す
婚活がうまくいかない人に共通する「テイク&テイク」思考とは?
相手に求めるだけの婚活から卒業する方法
福岡結婚相談所テニシアで婚活カウンセラーをしていると、なかなかお相手が決まらない方に、ある共通点を感じることがあります。
それは、「自分が相手に求める条件」はすらすら出てくるのに、「自分は相手に何を与えられるか」を聞くと、急に言葉に詰まってしまうということです。
テニシアはIBJ・TMSという2大結婚相談所連盟に加盟しており、会員数や成婚数といった「数字」を強みにすることもできます。ですが私たちが本当に大切にしているのは、そうした数字よりも、お一人おひとりの婚活に寄り添う「サポートの質」です。だからこそ、面談の中で条件だけでなく、この記事のテーマである「与える視点」についても、よくお話しさせていただいています。
今回は、婚活が長引きがちな方にこそ知ってほしい「テイク&テイク」の落とし穴と、そこから抜け出すための考え方を、カウンセラーの目線でお伝えします。
目次
希望条件はすらすら言えるのに、「与えられるもの」は言葉に詰まる
たとえば、48歳の男性会員さまとの面談で、こんな会話になることがあります。
「子どもが欲しいので、35歳以下の女性がいいです」
「できれば可愛い人がいいです」
「結婚後も仕事を続けてほしいです」
「家事もしてほしいです」
希望条件を伺うと、次々と出てきます。
そこで私たちカウンセラーが、少し質問を変えてみます。
「では、その女性から見たとき、あなたと結婚するメリットは何でしょう?」
「あなたと結婚したら、その女性はどんな幸せを得られると思いますか?」
そう伺うと、しばらく黙ってしまわれる方が少なくありません。
女性会員さまにも、似たケースがあります。
「年収の高い男性がいいです」
「デート代は男性に払ってほしいです」
「家事もしてくれる男性がいいです」
こうした希望を伺ったあとに、
「その男性が、あなたと結婚したいと思う理由は何でしょう?」
「あなたと結婚することで、その男性は何を得られますか?」
とお聞きすると、やはり答えに詰まってしまう方が多いのです。
これは男性だけ、女性だけの話ではありません。婚活が長引いている方の多くは、「どんな人と結婚したいか」は一生懸命考えているのに、「そんな人はどんな相手と結婚したいのか」まで考える機会がなかっただけなのです。
「高望み」だけが婚活難航の原因ではありません
「婚活がうまくいかない」と聞くと、まず「高望みなのでは」と思われがちです。
年収800万円以上。身長170cm以上。35歳以下。容姿が整っている。初婚。子どもを望んでいる。家事をしてほしい。家族を大切にしてほしい。
もちろん、結婚相手に希望を持つこと自体は悪いことではありません。むしろ、どんな結婚生活を送りたいかを考えることは、婚活においてとても大切です。
問題は、希望条件があることではなく、「自分が相手に求める条件」と「相手が自分を選ぶ理由」がまったく別々になってしまっていることです。
「35歳以下の女性がいい」という希望を持つ48歳の男性会員さまがいたとしても、その希望そのものを否定する必要はありません。子どもを望んでいるなら、年齢について考えることにも理由があります。
ただ、ここで一度立ち止まってみてほしいのです。その35歳以下の女性は、なぜ48歳のあなたを選ぶのでしょうか。
「子どもが欲しいから」「仕事を続けてほしいから」「家事をしてほしいから」
――それはすべて男性側の希望です。では、女性側の希望はどうでしょうか。女性があなたと結婚することで、「私はこんな幸せな結婚生活が送れそう」と思えるものは何か。ここを考えられるかどうかが、婚活では非常に重要になってきます。
「テイカー」は悪い人という意味ではありません
人間関係を表す言葉に、「ギバー」と「テイカー」というものがあります。ギバーは「相手に与えること」に意識が向きやすい人、テイカーは「自分が何を得られるか」に意識が向きやすい人、という捉え方です。
ここで「テイカーだから悪い人」と考える必要はまったくありません。私たちは誰しも、人生の中で「受け取りたい」と思うことがあります。婚活でも、「優しい人と結婚したい」「安心できる家庭をつくりたい」「経済的に安定した生活を送りたい」と願うのは、ごく自然なことです。
少し気をつけたいのは、相手に求めることばかりが増えて、自分が相手に何を返せるのかを考える機会が少なくなってしまうこと。テニシアの面談でも、条件をお伺いしたあとに必ず「その希望がかなったとき、お相手にはどんな幸せを渡せそうですか」とお聞きするようにしています。これは意地悪な質問ではなく、ご自身がどんな夫・妻になりたいのかを一緒に考えるための、大切な問いかけだと考えているからです。
なぜ「与えられるもの」を聞かれると答えに詰まるのか
これは、意地悪だからでも、性格が悪いからでもありません。多くの場合、婚活を「相手探し」としてだけ考えているからです。
婚活を始めると、多くの方がまず考えるのは「どんな人がいいかな」ということ。年齢は、年収は、身長は、仕事は、住んでいる場所は、容姿は——と、条件を並べていきます。これは当然のことで、結婚相手を探している以上、どんな人と結婚したいかを考える必要があります。
ただ、そこで止まってしまうと、「自分が選ぶ側」という視点しか持たない婚活になってしまいます。本当は、婚活にはもう一つの視点があります。それが、「自分もまた、選ばれる側である」という視点です。
「テイク思考」になりやすいのは、決して特別な人ではありません
ここまで読んで、「自分もそうかもしれない」と少し不安になった方もいるかもしれません。でも、安心してください。「テイク思考」になりやすいのは、決して特別な人でも、冷たい人でもありません。
むしろ、真面目に婚活に取り組んでいる方ほど、条件を細かく整理し、「失敗したくない」という気持ちから、希望をしっかり固めようとする傾向があります。これは、婚活に対して真剣であることの裏返しでもあります。
また、仕事で成果を重視する環境に長くいた方や、これまで恋愛や結婚について深く言語化する機会が少なかった方も、「相手に何を求めるか」は考えやすくても、「自分は何を渡せるか」を言葉にする練習をしてこなかった、というだけのことが多いのです。つまり、これは性格の問題ではなく、「考える機会があったかどうか」の問題です。だからこそ、この記事を読んでいる今この瞬間から、少しずつ考えていけば十分間に合います。
婚活では「選ぶ」と「選ばれる」が同時に起きている
ここは、婚活中の方にぜひ覚えておいていただきたいところです。
婚活では、「私はこの人がいい」と自分が相手を選ぶだけではありません。同時に、「この人と結婚したい」と相手から選ばれる必要があります。つまり、婚活は一方通行ではないのです。
自分が「35歳以下の女性がいい」と思っていても、その女性が「48歳の男性と結婚したい」と思うとは限りません。自分が「年収800万円以上の男性がいい」と思っていても、その男性が「この女性と結婚したい」と思うとは限らない。
これは厳しい話に聞こえるかもしれませんが、実はとても当たり前のことです。あなたが誰かを選ぶように、相手もあなたを選んでいます。婚活でなかなかうまくいかないときは、「なぜ私は理想の人に出会えないんだろう」だけでなく、「理想の相手から見た私は、どんな人なんだろう」と考えてみることが大切です。
スペックだけでは結婚相手は決まりません
「つまり、自分の市場価値を上げろということですか」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
確かに、婚活では年齢や年収、容姿、仕事、生活環境など、さまざまな要素が影響します。しかし、婚活の結果は単純な「スペック」だけでは決まりません。結婚は就職面接ではないからです。
年収が高いから必ず選ばれるわけでもなく、若いから、容姿が整っているから必ず選ばれるわけでもありません。逆に、「自分には特別な魅力がない」と思っている方が、誰かにとっては非常に魅力的な存在になることもあります。
大切なのは、「私はどれだけ条件が良い人間なのか」ではなく、「私と一緒に人生を歩みたいと思ってもらえるか」です。テニシアで少人数制のカウンセリングを大切にしているのも、こうしたプロフィールの数字だけでは伝わらない、お一人おひとりの魅力をきちんと引き出し、お相手に伝えるお手伝いをしたいと考えているからです。
あなたと結婚すると、相手はどんな人生になる?
婚活で一度考えてみてほしい質問があります。「あなたと結婚すると、相手はどんな人生になりますか」という質問です。
たとえば男性であれば、
「妻が困っているときには、話を聞くことができます」
「仕事が忙しいときでも、家事を分担できます」
「妻の仕事も応援したいです」
「何かあったときに、逃げずに話し合います」
女性であれば、
「夫が仕事で疲れて帰ってきたときに安心できる家庭をつくりたい」
「相手の仕事や夢を応援できます」
「夫婦で何でも話し合える関係を築きたいです」
「相手の家族も大切にしたいです」
こうしたものは、年収や身長のようなスペックではありません。でも、結婚生活においては非常に大切なものです。プロフィールの「条件」欄には書きにくいものだからこそ、お見合いや交際中の会話の中で、ご自身の言葉で伝えていくことが重要になります。
「優しさ」も立派な提供価値です
「自分には何も与えられるものがありません」とおっしゃる会員さまもいます。でも、本当にそうでしょうか。
「優しい」
「話を聞くのが得意」
「料理が好き」
「一緒にいると安心する」
「相手を否定しない」
「家族を大切にする」
「仕事を真面目にしている」
「困ったときには助ける」
――これらもすべて、結婚生活において価値のあるものです。むしろ結婚生活が始まれば、こうしたもののほうが重要になる場面がたくさんあります。
婚活では「年収○万円」「身長○cm」「○歳以下」など、数字で表せるものに意識が向きやすくなります。数字は比較しやすいからです。でも、結婚生活の幸せは、数字だけでは測れません。テニシアが数字よりもサポートの質にこだわっているのは、こうした「数字にならない魅力」こそ、婚活を成功させる大きな鍵だと感じているからです。
与えることは、我慢することではありません
ここで、もう一つ大切なことをお伝えします。「相手に与えられるものを考えましょう」と言うと、「じゃあ、相手のために我慢しなければいけないの」と思う方もいるかもしれません。
違います。与えることと、我慢することは別です。
相手のために何でも我慢する必要はありません。嫌なことを嫌と言えない関係も、健全ではありません。自分を犠牲にしてまで相手に尽くすことも、結婚生活の「思いやり」とは違います。
むしろ大切なのは、「私はこういうことなら、相手にしてあげられる」という、自分なりの愛情や思いやりを知ること。そして、「私も大切にされたいし、相手も大切にしたい」という関係を目指すことです。テニシアのカウンセリングでも、「我慢する婚活」ではなく「お互いに心地よい関係をつくる婚活」を、いつも一緒に考えるようにしています。
条件を足すほど、自分に返ってくる問いも増えていく
婚活では、つい条件を足していきます。年収は○万円以上、年齢は○歳まで、身長は○cm以上、安定した仕事、子どもを望んでいる、家事ができる、優しい——どんどん条件が増えていきます。
もちろん、譲れない条件を決めることは大切です。しかし、条件を足せば足すほど、相手から見た自分の条件も同じだけ問われるということを忘れてはいけません。
「若くて可愛くて、仕事もしてくれて、家事もしてくれる女性」を希望する男性がいたとして、その女性が男性に求めるものは何でしょうか。「年収が高い」「容姿がいい」「優しい」「家事ができる」など、男性側と同じように条件を並べるかもしれません。そうなると、お互いに「自分が欲しいもの」ばかりを並べる、条件の交換になってしまいます。
結婚は「条件の交換」ではなく「人生の交換」
結婚は、「あなたは年収をください、私は若さをあげます」というような、単純な条件交換ではありません。
一緒に生活する。一緒に笑う。一緒に悩む。病気になったときに支える。仕事で落ち込んだときに話を聞く。子どもが生まれたら一緒に育てる。家族の問題が起きたら話し合う。お金のことを相談する。老後のことを考える。何十年という時間を一緒に過ごす。
つまり結婚とは、「相手から何をもらえるか」だけではなく、「この人となら、どんな人生を一緒につくれそうか」を考えるものです。テニシアが「成婚してからがスタート」という考え方を大切にしているのも、婚活のゴールを「条件の良い相手を見つけること」ではなく、「その先の人生を一緒につくっていくこと」だと考えているからです。
「奢ってほしい」「家事をしてほしい」という希望も悪くない
ここは誤解してほしくないところです。たとえば女性が「デート代は男性に払ってほしい」と思うこと自体が悪いわけではありません。男性が「自分が払いたい」と思うなら、それも一つの価値観です。
問題なのは、「払ってくれて当然」になってしまうことです。同じように、「家事が得意な女性がいい」「仕事を続けてほしい」「子どもが欲しい」「年収の高い男性がいい」という希望そのものも悪くありません。問題は、「相手にはそれを求めるけれど、自分は何を返せるのか」という視点がないことです。
「私は男性にデート代を払ってもらいたいです。その代わり、男性が仕事で疲れているときには、家で安心して過ごせるような家庭をつくりたいです」なら、話は変わってきます。「私は仕事を続けたいので、家事も二人で協力したいです」でもいい。希望には、責任もセットで考える。それだけで、婚活に対する姿勢は大きく変わります。
紙に書き出してみる、3つの質問
もし今、婚活で苦戦しているなら、一度紙に書き出してみてください。
まず、「私はどんな人と結婚したい?」を書きます。年齢、容姿、年収、仕事、性格、生活スタイル、子ども、趣味、価値観。遠慮しなくて構いません。できるだけ具体的に書いてみましょう。
次に、「その人は、どんな結婚生活を望んでいる?」と書いてみてください。ここが重要です。自分の希望ではなく、相手の立場に立って考えます。
最後に、「その人に対して、私は何を与えられる?」と書いてみます。ここで何も浮かばなくても、落ち込む必要はありません。むしろ、そこからがスタートです。
テニシアの無料相談では、こうした問いを一緒に整理するお手伝いをしています。一人で紙に向かうより、カウンセラーと対話しながら言葉にしていくほうが、意外な自分の魅力に気づけることも少なくありません。
「自分には何もない」と思った人へ
もし「自分には何もない」と思われた方は、もう少し細かく考えてみてください。
誰かの話を聞くことができますか。
家族を大切にしていますか。
仕事を真面目にしていますか。
約束を守りますか。
相手を笑わせることができますか。
料理はできますか。
子どもと遊べますか。
相手が落ち込んだときにそばにいられますか。
一人の時間を尊重できますか。
自分の気持ちを言葉にできますか。
「ありがとう」「ごめんなさい」を言えますか。
これらは決して小さなことではありません。結婚生活では、こうした日常の積み重ねが夫婦関係をつくっていきます。
「与える」を、具体的な行動に落とし込んでみる
「与える」と言われても、抽象的でピンとこない、という方もいらっしゃるでしょう。そこで、テニシアの面談では、もう少し具体的な行動レベルまで一緒に落とし込んでいくようにしています。
たとえば男性会員さまであれば、
「お見合いの待ち合わせに、5分早く着いておく」
「相手の話を最後まで遮らずに聞く」
「『今日はどんな一日でしたか』と、相手の日常に興味を持って聞いてみる」
「連絡の返信を後回しにせず、なるべく早めに返す」
「次に会う約束を、自分から具体的に提案してみる」
女性会員さまであれば、
「『ありがとうございます』を、お見合いの場で自然に伝える」
「相手の仕事や趣味の話に、質問を返してみる」
「デートのお店を一緒に考えてみる」
「連絡のペースについて、無理のない範囲で相手に合わせてみる」
「気になることは、溜め込まずに早めに伝えてみる」
こうした一つひとつは、決して特別なことではありません。ただ、「相手に求めること」ばかりを意識していると、こうした小さな行動が抜け落ちてしまうことがあります。「自分は何を与えられるか」という問いは、大きな決意というより、こうした日々の小さな行動の積み重ねとして考えていただくと、ぐっと取り組みやすくなります。
婚活に疲れてしまったときこそ、一度視点を変えてみる
婚活が長引くと、心も体も疲れてきます。
「頑張っているのに、なぜうまくいかないんだろう」
「もう誰でもいいから早く結婚したい」
「自分には無理なのかもしれない」
――そんな気持ちになる時期は、決して珍しいことではありません。
そんなときほど、「もっと条件のいい人を探さなければ」と焦ってしまいがちです。でも、疲れているときに条件を足しても、婚活はさらに苦しくなってしまうことが多いのです。
むしろ、こうしたタイミングこそ、一度立ち止まって「私は、どんな結婚生活を送りたいんだろう」「私は、相手にどんな幸せを渡せるだろう」と、ゆっくり自分に問いかけ直してみる機会にしてみてください。焦って条件を積み上げるよりも、こうした視点の切り替えのほうが、結果的に良いご縁につながることを、私たちはこれまで多くの会員さまとの面談を通じて感じてきました。
もし一人で考えるのがつらいときは、無理に一人で抱え込まず、カウンセラーに率直な気持ちを話してみてください。テニシアでは、条件の整理だけでなく、婚活中の気持ちの揺れにも寄り添うことを大切にしています。
「選ばれるために自分を変える」ではなく、「どんな夫婦になりたいか」から考える
婚活が長引くと、「なぜ私は選ばれないんだろう」と悩むようになります。お見合いが成立しない。交際が続かない。真剣交際に進めない。そして「自分には魅力がないのかな」と思ってしまう。
プロフィール写真を見直す、服装を変える、話し方を見直す——そうした努力ももちろん大切です。でも、それと同時に、「私はどんな人なら選ぶか」だけでなく、「私はどんな人から選ばれたいか」、そして「その人から選ばれるために、私はどんな人でありたいか」まで考えてみてください。
これは、単に自分をよく見せるという話ではなく、自分自身がどんな夫・妻になりたいのかを考えるということです。
「夫婦で家事を協力したい」と思うなら、自分も家事ができるようになる。
「何でも話し合える夫婦になりたい」と思うなら、自分も嫌なことから逃げずに話し合う練習をする。
相手に求めるものを、自分も少しずつ実践してみる。それだけで、婚活の見え方は変わっていきます。
「高望みをやめる」だけでは根本解決になりません
婚活がうまくいかない方に、「条件を下げましょう」とアドバイスされることがあります。確かに、条件を見直すことで出会いが増えるケースはあります。でも、それだけでは根本的な解決にならないことがあります。
「条件を下げればいい」と思ってしまうと、「本当はもっといい人と結婚できるはずなのに、妥協する」という気持ちが残ってしまうからです。
必要なのは、「自分が相手に何を求めているのか」と「自分がどんな結婚相手になりたいのか」を同時に考えること。条件を下げるのではなく、結婚相手を見る視点を増やすのです。テニシアのカウンセラーがお伝えしたいのも、まさにここです。条件を無理に削るのではなく、視点を一つ増やしてみる。それだけで、これまで出会えなかったご縁に気づけることがあります。
「テイク&テイク」から「ギブ&テイク」へ
婚活が難航しているとき、「自分はもっと条件のいい人を探すべきなのか」「自分の条件を下げるべきなのか」という二択になってしまう方がいます。
でも、本当はその間にもう一つの選択肢があります。それが、「お互いに何を与えられる関係なのかを考える」ことです。「私はあなたから○○をもらいたい」だけでなく、「私はあなたに○○を与えられます」と考える。そして、「あなたからもらいたいもの」と「あなたに与えたいもの」が、お互いに重なっていく。それが、ギブ&テイクです。
さらに理想を言えば、「あなたにこれをしてあげたい」「あなたも私にこれをしてあげたい」という気持ちが自然に生まれる関係。それこそが、テニシアが婚活のゴールとして大切にしている「一緒に幸せをつくっていける関係」です。
テニシアが婚活サポートで大切にしていること
テニシアはIBJ・TMSという2大結婚相談所連盟に加盟し、幅広いお相手とのご縁をご紹介できる環境を整えています。ただ、私たちが本当に力を入れているのは、会員数やお見合い数といった「数字」ではなく、お一人おひとりに向き合う「サポートの質」です。
条件やプロフィールだけでお相手を判断するのではなく、「どんな結婚生活を送りたいのか」「その結婚生活を二人でどうつくっていくのか」を、面談のたびに一緒に整理していく。それが、テニシアの婚活サポートの基本姿勢です。
プロフィール作成、お見合い、交際中の悩み、結婚に向けた価値観の整理まで、少人数体制だからこそできる、きめ細かいサポートを心がけています。そして、成婚することだけをゴールとは考えていません。「卒業(成婚退会)して終わりではない。卒業からがスタート」という考えのもと、結婚した後も「この人と結婚してよかった」と思えるような関係を築いていけることを、何より大切にしています。
具体的には、プロフィール作成の段階から「条件をどう見せるか」だけでなく、「この方がどんな結婚生活を望んでいて、どんな魅力を持っているか」を丁寧にヒアリングし、言葉にしていくお手伝いをしています。お見合いのあとには、うまくいった点だけでなく、「今日の面談で、相手にどんな印象を渡せたと思いますか」といった振り返りも一緒に行い、次の出会いに活かせるようにしています。交際が始まってからも、「相手にどう思われているか」だけでなく、「自分はこの関係にどう向き合いたいか」を整理できるよう、その都度サポートを続けています。
こうした一つひとつの積み重ねは、会員数や成婚率のような数字には表れにくいものです。ですが、婚活をされているお一人おひとりにとって、本当に必要なのはこうした地道な伴走ではないかと、私たちは考えています。
福岡で婚活に悩んでいるあなたへ
「自分の希望が高すぎるのか分からない」
「婚活を頑張っているのに、なかなかうまくいかない」
「自分に合う結婚相手が分からなくなってきた」
そんなときは、条件をただ見直すだけでなく、「どんな結婚をしたいのか」から一緒に整理してみることも大切です。
テニシアでは、入会を前提とした一方的な説明ではなく、婚活についてじっくりお話しする「サポート面談体験」をご用意しています。あなたが「どんな人と結婚したいのか」だけでなく、「どんな結婚生活を送りたいのか」まで、一緒に考えていきます。
よくある疑問にお答えします
最後に、面談の中でよくいただくご質問について、少し触れておきます。
Q. 与えることを考えすぎると、自分の希望を我慢することになりませんか?
なりません。この記事で繰り返しお伝えしているとおり、「与える」と「我慢する」は別のものです。自分の希望をなくす必要はまったくありません。むしろ、自分の希望をはっきりさせたうえで、「その希望をかなえてくれる相手に対して、自分は何を返せるか」をセットで考えていただきたい、というのがこの記事の趣旨です。
Q. 具体的に何をすればいいか分かりません。
いきなり大きなことを考える必要はありません。この記事でご紹介したような、「待ち合わせに早めに着く」「相手の話に質問を返す」といった小さな行動から始めてみてください。テニシアの面談でも、まずは日々の小さな行動から一緒に整理していきます。
Q. 年収や年齢の条件を見直したほうがいいということですか?
必ずしもそうとは限りません。条件を見直すことが有効な場合もありますが、この記事でお伝えしたいのは「条件を下げましょう」ということではなく、「条件を求めるのと同じだけ、自分が相手に渡せるものを考えてみましょう」ということです。条件そのものの見直しが必要かどうかは、お一人おひとりの状況によって異なりますので、気になる方はぜひ面談でご相談ください。
Q. すでに長く婚活をしていて、正直心が折れそうです。
そのお気持ちは、決して珍しいものではありません。婚活を頑張っている方ほど、疲れてしまう時期があります。そんなときは、一人で抱え込まず、ぜひカウンセラーに率直な気持ちを話してみてください。条件の整理だけでなく、婚活中の気持ちに寄り添うことも、テニシアが大切にしているサポートの一つです。
最後に。あなたは、相手に何を渡せますか?
この記事の最初に、「35歳以下で可愛い女性がいい。仕事もしてほしい」という48歳男性、「高収入で、奢ってくれて、家事もしてくれる男性がいい」という女性の例を挙げました。
こうした希望を持つこと自体が悪いわけではありません。人それぞれ、結婚に求めるものがあります。それ自体を否定する必要はありません。
ただ、一つだけ考えてみてください。あなたが希望する相手は、「どんな人と結婚したい」と思っているでしょうか。そして、その人があなたと出会ったとき、「この人と結婚したら、幸せになれそう」と思ってもらえるでしょうか。
もし、そこで何も思い浮かばなかったとしても、大丈夫です。それは「あなたには価値がない」という意味ではありません。まだ、「自分が誰かに与えられるもの」について考えてこなかっただけかもしれません。
婚活では、「どんな人と結婚したい?」だけでなく、「どんな結婚相手になりたい?」も考えてみてください。「私は何をもらえる?」だけでなく、「私は何を渡せる?」も考えてみてください。そして、「この人と結婚したら、私は幸せになれそう」だけでなく、「この人と結婚したら、相手も幸せになれそう」と思える相手を探してみてください。
結婚は、どちらか一方が幸せにしてもらうものではありません。二人で生活をつくり、二人で支え合い、二人で笑い、二人で困難を乗り越えながら、「この人と一緒になってよかった」と思える人生をつくっていくものです。
「自分が選ぶ婚活」から、「お互いに選び合う婚活」へ。 そして、「何をもらえるか」から「何を一緒につくれるか」へ。
婚活のゴールは、条件のいい人を手に入れることではありません。「この人となら、一緒に幸せをつくっていける」と思える人と出会うことです。テニシアは、そんな出会いを見つけるまでの道のりに、数字ではなく、質の高いサポートで寄り添い続けます。
監修
松原 香保里
福岡結婚相談所 テニシア 代表カウンセラー
IBJ・TMSという2大結婚相談所連盟に加盟し、幅広いお相手をご紹介できる体制を整えながら、会員数や成婚数といった「数字」よりも、お一人おひとりに寄り添う「サポートの質」を大切にしています。
婚活では、条件だけでお相手を判断するのではなく、「どんな結婚生活を送りたいのか」「その結婚生活を二人でどうつくっていくのか」を大切にしています。一人ひとりの気持ちに寄り添いながら、プロフィール作成やお見合い、交際中の悩み、結婚に向けた価値観の整理まで、少人数体制でサポートしています。
テニシアでは、成婚することだけをゴールとは考えていません。「卒業(成婚退会)して終わりではない。卒業からがスタート」という考えのもと、結婚した後も「この人と結婚してよかった」と思えるような関係を築いていけることを大切にしています。

